女性「9条の会」ニュース34 号 2015 年6 月号
 
2面〜5面

 「女性が創る地球の未来」  講師 浜 矩子さん
    
         

取り除くべき「病」

 地球の未来は女性がつくらなければならないと思います。では女性たちはどんな未来を地球のためにつくっていくのかということですが、私は三つのことを考えました。
 その一つは「戦争なき未来」、二つ目は「排除なき未来」、三つ目は「共に生きる未来」です。この三つが女性たちが地球のためにつくる未来です。
 ではどうすればそのような未来をつくることができるのかを考えていきたいと思います。その前に我々が退治しておかなければならないことがあります。今の世の中から取り除くべき「病」、今の世の中が侵されているやっかいな「流行り病」を治癒しないとその向こう側にはいけない、そういう「病」があります。それは「取り戻したがり病」です。
 二〇一二 年一二月に発足した安倍政権のスローガンは「日本を取り戻す」でした。取り戻すというのは後ろ向きの発想です。かつて持っていたものを取り戻したい、失ったものを取り戻したい、かつての方に目が向かっていて、未来の方には向かっていない、今を見つめる目は持っていないわけです。この「取り戻したがり病」というのは、日本のみならず世界的に流行っているようだなと思うのです。例えばロシアのウラジミール・プーチン大統領が取り戻したがっているのは、明らかに「帝政ロシア時代」だろうと思います。アイシル、すなわちイスラム国を名乗る人たちがかつての栄光を取り戻すためには手段をえらばないように、「取り戻したがり病」は蔓延していると思うのです。同じように、安倍首相が取り戻したいのは「大日本帝国」だろうと考えます。安倍首相は「強い日本を取り戻す」「誇りある日本を取り戻す」と言います。強い経済を取り戻すことができれば、誇りある日本を取り戻すことができるという論法で考えているのだということがわかります。誇りを持つためには強くなければいけないという点がおぞましいと思います。腕力がなければ誇りある存在にはなれないというのは、実に幼児的発想です。彼らの最大の特徴はその「幼児的凶暴性」にあるわけで、力と強さへの執着が前面に出ています。がそれが「アベノミ
クス」ということになります。


■「アホノミクス」の本質

 安倍政権が「アベノミクス」という言葉を、隠蔽工作的に使っていることは知られてきているように思います。「経済面において人々を幸せにすると言いながら、安全保障政策によって戦争法案を通していく。みんなが気分を良くしているうちに戦争の方向に導こうとしている」という解説は多いと思います。それも重要な指摘ではありますが、実を言えば、彼らは「アベノミクス」をもって我々を幸せな気分にしていこうというわけではないのです。強い日本を取り戻すための、強い経済を取り戻すところに焦点を合わせた経済政策が彼らの眼目なのです。我々が騙されていい気分になればそれはそれで良いのだけれど、それが最大の眼目ではない。そこを誤解してはいけないと思います。
 私はアベノミクスという言葉が大嫌いで、絶対にこの言葉を流行らせてはいけないと思いまして、その言葉を使わずに安倍政権がやっていることをこき下ろそうと思って使っているのが「アホノミクス」という言葉です。「アホノミクス」を最初は遠慮がちに使っていましたが、そのうちに飽き足らなくなって、頭に「ド」をつけて「ドアホノミクス」と言っておりますが、最近は最初から「アホノミクス」という言葉しかなかったかのように「アホノミクス」を連発しております。
 「アホノミクス」はあくまでも強い経済を展開するための経済政策なのです。強い者をより強くする、大きいものをより大きくする、勝ち組に大いなる勝利を納めさせるようにする。自分たちの戦争法案に協力してくれる、そして考えを同じくする強い者のために「アホノミクス」はある。そこのところを我々はしっかり見極めておく必要があると思います。


■「女性活躍推進政策」は女性搾取の政策

 女性活躍推進政策は、女性をいい気分にさせるため、「安倍政権って女性の味方」と思わせるための政策では決してありません。「女性活躍推進法案」というものの中味を読めば良くわかります。そこには、なぜ今、日本は女性を活用しなければいけないかということが書かれているのですが、それこそ、強い日本、強い経済を作り出すための成長戦略をより確かにするためで、「日本の基盤をより強固なものにするために女性の力を推進する」と法案に明記されているのです。この法案には、女性のために女性の活躍を推進するのだとは一言も書かれてはいません。女性の人権をよりしっかり確立するために、女性差別をなくすために、女性の活躍を推進するということは一言も書いてないのです。
 ようするに「女性活躍推進法案」は、今までは強い日本を取り戻すために十分に利用していなかったから、「利用資源としての女性をもっと活用する」ための法案なのです。この政策は別名「女性が輝く政策」と言っています。この「輝く」という言葉、英語では「SHINE(シャイン)」ですが、これをローマ字風に読むと「シネ」となりまして、安倍政権の女性政策は、強い日本を取り戻すために女性を死ぬまでこき使うという政策方針であるということが、はしなくも露呈しているということになります。
 同じように「地方創成」も、これは地方の地域共同体の崩壊を食い止めるためということではなく、「強いお国のために役に立つ地域経済に向かってガンバレ」と言っているだけの話です。すべてが強い日本を取り戻すためという方向に焦点を当てているのです。「大日本帝国」を取り戻すために、アホノミクスで「富国」を取り戻し、憲法改正で「強兵」を実現するというこの両輪に乗って「大日本帝国」を実現するという方向で、彼らは物事を考えているのです。ここを我々は見誤ってはいけないと思います。


■富国強兵まっしぐらの安倍政権

 安倍政権の動きについては、「アメリカべったりではないか」とか、「アメリカの言うことは全部聞いている」、「アメリカを喜ばせるために安保法制を進めているのだ」という批判が多いことはご承知だと思います。しかし安倍政権の本心はもっと怖いものなのです。一見、アメリカに言われたから頑張っているように見えていますが、実は彼らは自分たちの「大日本帝国」を立ち上げるために、アメリカを利用しているのだと思います。安倍首相は、第一次安倍政権の時代から「戦後レジウムからの脱却」という言い方をしています。すなわち、「戦前に戻る」ということです。アメリカとの関係は戦後レジウムそのものです。ということですから、戦後レジウムの脱却を掲げる彼は、「アメリカとは仲良くしていれば良い」程度の考えを持つという風に騙されてはいけないと思います。本音のところでは「アメリカとも戦争ができるようになればいい」というところなのかも知れません。というわけで、「大日本帝国」を目指して富国強兵まっしぐらである。それが「取り戻したがり病」に侵されているチーム・アホノミクスの正体なのです。
 その彼らにとんでもないところに連れて行かれるようなことがあってはならない。二度と再び「お国のため」にという言葉に惑わされることがあってはならないと思います。


■正義と平和が抱き合うとき、戦争なき未来が実現する

 正義と平和が抱き合うという言葉はキリスト教の旧約聖書の言葉です。旧約聖書はイエスキリストが出現する前の時代のものですが、その中に詩編という神をたたえる詩が編纂されています。その中に「慈しみと誠が巡り会い、正義と平和が抱き合う」という言葉があります。神の国においては慈しみと誠が巡り会い、正義と平和が抱き合うということです。さらっと読むと「美しい言葉だな」でおしまいになる言葉ですが、冷静になって考えるとこれはなかなか難しいことだと思うのです。神の国ではなく、我々の日常では「慈しみと誠はすれ違う」「正義と平和はいがみ合う」ことが多いことに思い至ります。自分が正しい、自分こそが誠を持っていると思っている人にとって、自分と違う誠を持っている人に対して慈しみ合うことができるだろうか。沖縄の二紙は潰してしまえと言っている人が、そうでない人に対してどれだけ慈しみを持つことができるのだろうか。反対にヤツらに対して我々がどれだけ慈しみを持てるかということでもありますが、人間にとってそれは難しいことなのです。国会でもそうですね。自分の主張ばかりを押し通して「こういう考えはどうですか」という質問には回答さえしません


。■多様性と包摂性が出合うとき、「排除なき未来」が実現する

 包摂性という言葉は日常的に使われている言葉ではないので、「包容力」と置き換えてもいいと思います。図の右上のコーナーは包摂性も高く、多様性にも富んでいます。我々が排除なき未来をつくるために目指す場所です。左上のコーナーは、包摂性はありますが多様性はなく均一性の論理が強くなっています。この場所は実は従来型の日本の経済社会です。日本型経済の特徴として、終身雇用とか年功序列制であるとか、護送船団方式などという言い方もされてきました。それは包摂性が高いと表現していいと思います。最後まで面倒を見ます、最後まで抱き止めてあげましょうというわけです。護送船団方式では、誰も置いてきぼりを食わない、みんなで隊列を組んでいっしょに行きましょうということです。ただし、包摂性の腕の中に抱き止めてもらうためには一つ条件があるのです。あまり人と違うことを言ったりやったりしてはいけない、出る釘は打たせてもらう。その代わり陥没した釘は引っ張り上げて横並びになる、それについてきてもらうことが条件だということです。
 右下のコーナーは、多様性は確保されているけれども排他性が勝ってきます。多様性と排他性が出合う場所です。残念ながら今のヨーロッパがそういう場所になって来ています。ヨーロッパというのは多様性そのものです。さまざまな民族、さまざまな歴史、さまざまな文化を持った国々が集まっています。ヨーロッパから多様性を取り除いたら何も残らないと言われるくらい多様性とヨーロッパは表裏一体の関係です。
 その多様な人々がお互いに抱き止めあいながら生活をしているのなら申し分ないのですが、今のヨーロッパは残念ながらお互いにいがみ合う方向になって来てしまっていると思います。ユーロという一つの通貨を持つという現実、それがあるためにと言うべきかも知れません。
 左下のコーナーは、排他性の論理が前面に出てきるところです。そして均一化の論理もあります。排他性と均一性が出会ってしまう場所です。それが暗黒空間ということになるわけですが、北朝鮮とかイスラム国も入ると思います。ロシアもだんだんそうなってきています。では日本の中にそういう空間はないでしょうか。日本の中の暗黒空間と言える場所は、「ハシズム帝国」、わかりやすく言うと大阪市だと思います。あの人も次第に影が薄くなってきていますが、チーム・アホノミクスの方へ急接近しているので、警戒する必要があると思います。そのコーナーには行きたくないところですが、今の日本は「強い日本・強い経済を取り戻す」「誇りある日本を取り戻す」ということでガンガン行けば、その一番行きたくないところに連れて行かれることになるわけです。


■狼と子羊がともに宿るとき、「共に生きる未来」が実現する

 これもやはり旧約聖書の一節で、イザヤ書の中にあります。「狼と子羊は共に宿り、豹と子山羊が共に伏す。子牛と若獅子が共に育ち、小さき子どもが導き行く」というフレーズになっています。小さき子どもとはイエスキリストの前兆ということになります。この「狼と子羊は共に宿り」は今のグローバル時代を考える上で非常に大事だと考えています。狼は強き者、凶暴なる者のイメージ、子羊は弱き者のイメージです。天の国では、最強にして最大の者と最弱にして最小のものが共に宿る、そして先頭に立つのが幼き幼児であるということです。私はグローバル時代を共に生きるというのはそういうことだと思います。グローバル時代というのは誰も一人では生きていけない時代なのです。「取り戻したがり病」に侵されている人々は、「帝政ロシアを取り戻す」ことによって、「大日本帝国」を取り戻すことによって、自力で最強の者になって生きていきたいと考えているということです。実はこれはグローバル時代を生き抜いていく発想と、最も遠いところにある考え方ということができます。


■「傾ける耳」「涙する目」「差し伸べる手」を持つ

 「戦争なき未来」「排除なき未来」「共に生きる未来」を私たちはつくり出すということですが、女性たちは自ずとこういうものをつくり出す特性を溢れんばかりに持っていると確信しています。それを確実に実現するための三つの道具を用意したいと思います。それは「耳」と「目」と「手」です。
 いかなる耳と、いかなる目と、いかなる手を持っていれば三つの未来をつくり出すことができるのかと言うことですが、我々が持つべき耳とは「傾ける耳」です、人の言うことを傾聴する耳を持つこと、自分とは全く異なる正義を持つ人の意見に対しても傾ける耳を持つ。どんなに遠くにいる人の、どんなに微かな助けを求める声にも耳を傾ける。
 我々の持つべき目は「涙する目」です。人の悲しみに涙することのできる目です。人の痛みを自分の痛みとして受け止めることのできる人でなければ、正義と平和を抱き合わせることはできません。慈しみと誠を巡り合わせることはできない。人の痛みを自分の痛みとして受け止めることができなければ、正義と平和を出合わせることはできない。
 我々が持つべき手は「差し伸べる手」です。人を痛みの淵から引っ張り上げる差し伸べる手です。この三つを持っていれば、「戦争なき未来」「排除なき未来」「共に生きる未来」を確実につくりあげることができるのだと思います。
 「傾ける耳」、「涙する目」、「差し伸べる手」の三つですが、思えばこの三つはチーム・アホノミクスが最も持っていないものということが言えると思います。彼らの耳は「聞く耳持たずの耳」彼らの目は「涙枯れし目」、元々持っていなかったのかも知れませんが…。そして彼らの手は、差し伸べる手ではなく「奪い取る手」です。「取り戻したがり病」の最も怖い点は、間違いなく「奪い取り病」に続いています。誰かから何かを取り戻すということは、誰かから何かを奪い取る、資源を奪い取る、市場を奪い取る、人権を奪い取る、言論の自由を奪い取るというようにさまざまなものを奪い取るチーム・アホノミクスが、我々をとんでもないところに引きずり込もうとしているのです。
 それをみなさまの「傾ける耳」、「涙する目」、「差し伸べる手」によって、彼らの野望を打ち砕いていきたいと思います。


■「戦争法案」衆議院で強行採決!
            
  「安全保障関連法案」(戦争法案)が衆院で強行採決されました。あれだけ多くの批判があり、違憲の指摘があり、安倍首相自身、「国民の理解を得ていると思えない」と言っているのに、この強行採決、まさに暴挙としか言いようがありません。
 ちょうど一五日の午後、世話人会を行っていたのですが、終了後、世話人数人は国会に向かいました。国会前に集まった多くの人々とともに、大声で、「ノー」と叫びました。
 しかし「戦争大好き一味」が国会で多数を占めていることの恐ろしさをしみじみ感じます。自民党の中にも良識派がまだおられると思うのですが、声も出せないようですね、どうすれば、私たちの「戦争をする国になるのはいやだ」の声を政治に反映させるのか、大変だと思います。でも、絶対あきらめないで、声を上げ続けましょう。
 女性「九条の会」も、これまでできることを精一杯やってまいりました。ご報告いたします。

■五月三日、憲法集会
 横浜の臨海公園での大集会に参加しました。天気晴朗ですが、陽射しが暑過ぎて、後ろの方の日陰に、女性「九条の会」ののぼりを立てて、周りの方にちらしをまいたりしました。一人で参加された女性の方とお話をしてお友達となり、会の「賛同者」になっていただけました。この日の模様、朝日新聞で空撮し新聞にも大きく載りましたが、私たち、後ろの方にいましたので、あの写真には写っていません。でもそれは、いかに多くの方が参加したかということでの証明でもありますね。私たちも憲法9条を愛する方が、こんなにたくさんおられる、ということを実感し、勇気が出ました。

■国会まえ行動 六月一八日には呼びかけ人の江尻美穂子さんが国会前でスピーチをされ、六月二〇日の「女の平和行動」には数人が参加しました。 「女の平和行動」は、女たちが赤い色のものを身に着けて国会を
取り巻こうという運動で、第一回は一月一七日でした。一月の時は、女性「九条の会」でなく、個人で参加したのですが、寒風の中七五〇〇人も集まった女性たちに本当に胸があつくなりました。
 二回目のこの日は女性「九条の会」として参加しようと、幟を持って参加。年寄りの多い私達ですので、初めから国会正門でなく、国会図書館の近くの大きな木の下に陣取りました。

 最初人が少なく思え、心配しましたが、猛暑なので、皆さん熱中症を避けたところに避難していた方が多かったのですね。時間になると、国会に包囲(女のチェーン)完成、戦争法案反対、平和が一番と何度も叫びました。チェーンは四回繰り返されましたが、女性「九条の会」のメンバーは最後までがんばりました。この日は一万五千人の女性が参加したと言います。

■諦めるものですか!
 こんなことをしても何になったか、法案は衆院を強行採決されたではないかと言われるかもしれません。でも、でも、だめでもダメでも頑張るしかないと思います。頑張っているうち、若い方の参加がだんだん増えてきたと思います。一五日の夜は若い方が随分みられました。効をそうして反対の世論が強まれば、内閣瓦解だってあるのではないかと思うのです。皆さんできることは何でもやってみましょう。署名、投書、地域の出身議員(与党の人にも)に手紙を出す。やれることはなんでもやりましょう。


■沖縄は頑張っています

 気温三四度、湿度七五%、連日一〇〇名を超える人が二四時間態勢。厳しい中にも時には歌や踊りもあって、楽天的で粘り強い抗議行動を続けています。ゲート前の座り込みは一周年を迎えました。
 他に例をみない悲惨な地上戦、栄養失調やマラリヤで多くの人々を失った収容所での生活。戦後にも続く占領軍による土地の取り上げ。事件、事故、爆音の被害。沖縄では今も戦争というものがよく見えます。だからこそ「命どぅ宝」。「金をもらえば納得する」式の仲井真前知事や百田発言は許すことができません。「オール沖縄」は県民の祈り、怒り、誇りなのです。辺野古新基地は安倍政権の狙う「戦争ができる国」の出撃基地です。
 やんばる統一連は、名護市内で宣伝を続け、全国に向けても発信しています。日を追って座り込みに県外からも参加者が増えています。「戦争法案反対」「人権と民主主義を守れ」と。「オール沖縄」から「オール日本」へ。このたたかいは、必ず勝利します。
 今が踏ん張り時です。                                        やんばる統一連 吉田敬子  

 

■署名に添えられたお手紙より

 署名、いろいろ働きかけてみました。さまざまな反応に力づけれらたり、ビックリしたり、意気消沈したり・・・自分が署名するのは慣れていたのですが、人にすすめるのは、今回初めての体験で、勉強になりました。姪の子供たちが、小4年と1年生が戦争は絶対反対イヤだという思いで署名していたと姪が手紙で知らせてくれました。感激しました。私が通っている体操教室で相手を選んで数人の方に署名をお願いしたのですが、教室の入口にすぐに「特定の政党への勧誘、物品の販売をお断りします」の貼り紙をされ、署名のお願いをやめたとたん剥がされ、疑心暗鬼になる思いもしました。
 いろいろな体験が、私の心の戦争反対への思いへと繁っていくと思います。国会のデモにも3回参加しましたが、行く度に人数が増えているのを心強く思います。集団的自衛権が夏に通ったら、ノーベルに平和賞もダメになるのではと心配になります。一応現在集まっている分だけ送ります。また。ゆっくり署名のお願い続けたいと思います。
                                                        市川市 大崎 美子


■訃 報  北沢洋子さん
 

 女性「九条の会」の呼びかけ人のお一人でいらっしゃった北沢洋子さん(国際問題評論家)が、七月三日にお亡くなりになりました。
北沢さんはお具合が悪かったに相違ないのに、一〇周年のつどいのために、メッセージをお寄せくださいました。、私たちは誠実なお人柄に甘えて、ニュースの巻頭言をお願いしたり、心から頼りにしておりました。またもや、素晴らしい方を失って残念でなりません。
                  

 

 





 

 

 


 

 


 

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