池田 香代子(翻訳家)
ひとつのいのちを大切にするわたしたちの思いがつみ重なって、九条。

内海 愛子(恵泉女学園名誉教授)
憲法は日本人だけでなくアジアの人々の犠牲の上に手にしたものです。この精神をアジアの人に返していくのが、私たちの任務だと思っています。

江尻 美穂子(元日本YWCA理事長 )
日本や世界にどのような変化があっても、憲法九条を文字通り守ることこそが世界平和の基礎であることを確信し、連帯の輪を広げたいと思います。
大原 穣子(方言指導)
九条は戦争体験のある私の思いそのもの。各地のおくにことばで語っていますがふるさとを大事にするためにも、平和が大切です。
小山内 美江子(脚本家)
戦前に逆戻りイヤです。1946年11月の新憲法発布の日の安心感を忘れることはできません。

北沢 洋子(国際問題評論家)
今日、国際社会は紛争や“テロ”を軍事力で封じ込めようとするのではなく、その根源である貧困、人権侵害、環境破壊の根絶に取り組むというのが主流になっています。これは日本の憲法の精神と同じです。私たちはこの憲法を誇りにしましょう。

小林 カツ代(故人・料理研究家)
たくさんの同じ思いの会があります。みんなで手をつないで大きな力にする呼びかけをしてください。

坂本 福子(故人・弁護士)
働く女性の権利にかかわりながら、平和な社会の中でこそ、人間が平等に生きていけるということをしみじみ感じています。平和な社会の中で平等に生きる、そのためにも憲法を大切にしていきたいと思います。
瀬戸内 寂聴(作家)
戦後65年もの間、私たちが平和な日常を守り通せたのは、憲法九条のおかげです。その平穏に狎(な)れすぎて、私たちは九条の力を忘れがちです。武器を捨てて、世界の平和につながる意味の重さに、今こそ改めて九条の力を見直しましょう。
鶴見 和子(故人・上智大学名誉教授)
戦争は最悪の公害です。地球破壊です。子どもたちが、そしてこれから生まれてくる生命が、安全に、そしてすこやかに生きていけるように、九条を守り、ひろめましょう。
中島 通子(故人・弁護士)
暴力は暴力を生み出します。暴力の連鎖を絶つためには、一切の戦力の放棄を誓った日本の憲法九条を世界に広げる以外に方法はありません。
その日本で九条を守り抜かなければ、世界に広げることもできません。
羽田 澄子( 記録映画作家)
人間は政治的対立を戦争で解決してきました。でもそれが近代科学の進歩とともに、悲惨な結果を生んでいます。誰もが平和な世界を望んでいることを思うと、憲法九条は人類が理想とする憲法です。絶対に守らなくてはならないと思います。
本尾 良(市民運動家)
1999年のハーグアピールにもあるように、9条は世界の理想であり、戦争参加へと9条を変えるのは、平和を愛する諸国民の公正と真義を裏切ることとなります。私たちはいま、未来を生きる人々の運命を決めさせられようとしています。はっきりと自分の意志を顕して連帯し、平和憲法を明日につなげましょう。

湯川 れい子(音楽評論家・作詞)
九条という「タガ」が外れたら、軍隊ができる。アメリカからはどんどん武器を売りつけられる。警戒された隣国からは安易に攻撃を受けやすくなる。 一触交戦!徴兵が始まる。核兵器が使われる。嫌です。 絶対に!!
吉武 輝子(故人・評論家)
9条と24条は表裏一体のものとして運動をしてきました。全力をあげて九条を次の世代に手渡したい。(記者会見)
渡辺 えり(制作・演出・女優)
憲法九条の不戦の誓いは、私たちの先達たちの、ものすごい犠牲のもとに手に入れたものだと思います。私たちも平和だから演劇ができる。人を笑わせるのが大好きで、みんなを笑わせたくて演劇をやっています。だから日本を再び戦争のできる国にしないために、憲法九条は絶対に守らなくてはいけない。
       (「全国革新懇ニュース」264号02年11月15日)